サイバー社会の安全・安心のために当研究室では、サイバー社会における不正や犯罪を抑止し、より安心して使える安全なインターネット環境を提供するために役立つ技術を研究しています。 システムセキュリティ
情報システムのセキュリティは、暗号や認証という基礎技術を基として、適切に設計されたシステム構成、その上で構築されたソフトウェア、そしてシステムの適切な運用が相互に連携して初めて確保できるものです。これをシステムセキュリティと呼びます。システムセキュリティの確立のためには、各々の要素技術の理解はもちろん、その相互の関係を理解できる技術者・管理者が必要となります。当研究室では、幅広い研究分野への参画を通じて、近視眼的な技術に頼らない、バランスの良い技術選択とシステム構築が出来る技術者の養成を目指しています。
デジタル・フォレンジック情報システムが複雑化するほど、セキュリティ上の事故は避けられません。特に、悪意ある者による不正や犯罪を完全に防ぎきることは困難です。そこで、情報システムの運用においては不正や事故の早期発見と被害拡大の防止、不正や犯罪の証拠の発見、収集、改ざんや消去の防止、分析、そして適切な報告が重要になってきます。デジタル・フォレンジック(Digital Forensics)とは、このようなデジタルデータの証拠(電磁的証拠)を扱う一連の技術を扱う新しい研究分野です。当研究室ではこの分野における最先端の技術開発を行っていきます。
![]() サイバーセキュリティ研究室では、実社会のニーズに敏感な、即戦力となる学生の育成に力を入れています。研究テーマは出来るだけ社会の具体的な問題の解決に繋がるニーズ指向のものを設定しています。興味を持った学生さんはいつでも指導教員(上原)までご連絡下さい(連絡先は下記)。連絡はあらかじめメールを頂くのが確実です。
2019年度から、研究室配属は機械的に志望をGPA順で割り振って行われることになっています。具体的な研究テーマのイメージが固まっている学生さんを歓迎します。自分が解決したいと考えているセキュリティ上の課題は何なのか、どのようなアプローチが有効だと考えているのか、具体化して下さい。またセキュリティに関する研究には、探究心や知的好奇心が欠かせませんが、これを持っていることをアピールしてもいいでしょう。
| 研究室の予定 uehara@cysec.cs.ritsumei.ac.jp |